単焦点レンズは高画質なのはいいけど、画角が同じだから同じような写真になっちゃうんだよね…
そんなしまりすに朗報!!
タムロンから富士フイルム対応のサードパーティーレンズ18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD
2021年10月28日、タムロンから富士フイルム(Xマウント)に広角18mmから超望遠300mmの画角をカバーする便利ズームが発売されました。
今回は、18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD
このレンズの魅力はこれ1本で幅広い画角をカバーできるところです。
- レンズ交換せずに広角18mmから超望遠300mmの画角をカバーできる
- 最短撮影距離0.15mで被写体に寄れるのでハーフマクロ撮影もできちゃう
- レンズを変えている間にシャッターチャンスを逃してしまうのを防げる
- ズームをしても線が細かくシャープな写りをする
- 新品で10万円以下で購入できるコスパの良さ
タムロンの便利ズームを購入したことで、今ま諦めていた野鳥撮影にも挑戦することができました。
このレンズは、一言で表現するなら「広角から超望遠の世界を一気に体感できる夢のようなレンズ」です。
野鳥を撮影するには250mm以上の焦点距離が必要だよ!
- 広角撮影、スナップ、ポートレート、野鳥撮影などいろんなジャンルを撮影したい人
- レンズ交換をせずに撮影したい人
この記事では、タムロンの18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Xマウント)
18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD(Xマウント)の作例
まずはタムロンの超便利ズームの作例をご覧ください。
こちらはF値は5.6なのですが、望遠で撮影しているので背景がきれいにボケました。
キットレンズや35mm画角のレンズだと思ったよりズームができなくて悩んでいたんだ。望遠レンズでズームができるとこんな表現もできちゃうんだね!
作例にはすべてブラックミストフィルターNo.05
広角端18mm
建築物や室内撮影をするときは、18mmくらいの広角のレンズがあると便利です。
建物を下から見上げるようにカメラを構えて撮影しました。
ビルを写真におさめることができました。
35mmの画角だと近すぎて建築物撮れなかったけど、18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDのレンズならこういう写真も撮れちゃうね!
東京国際フォーラムにて撮影しました。
こちらも室内をすべて写真におさめるには、18mmくらいの広角レンズが必要になってきます。
標準画角35mm
35mm付近の標準画角はゆがみもなくシャープできれいな写りでした。
望遠端300mm
300mmの超望遠なら野鳥撮影にもチャレンジすることができます。
こちらは競馬場の座席から競走馬を撮影しました。
このような臨場感のあふれる写真が撮れるのも望遠の強みです。
ちなみに望遠は、野鳥・野生動物や動物園、テーマパークのショー、スポーツ撮影、運動会など遠くにある被写体を撮るのに便利だよ!
レンズのスペック
ここでは、18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDのスペックについて紹介していきます。
すでにスペックは知っているよという方はレビューにスキップしてね!
18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDのスペック
希望小売価格 | 96,800円 (税込) |
焦点距離 | 18-300mm |
重さ | 620g |
明るさ | F3.5-6.3 |
最短撮影距離 | 広角端:0.15m 望遠端:0.99m |
フィルター径 | φ67mm |
最小絞り | F22-40 |
レンズ構成 | 15群19枚 |
レンズ内手ぶれ補正 | あり |
レンズの外観
簡単に外観についてご紹介していきます。
絞りリングはツルツルはせず滑りにくい素材が使用されています。
重さは620gと600mlのペットボトルよりも重いのですが、広角から望遠まで撮影できるレンズにしては軽いなと感じました。
花形のレンズフードが付属品でついてきます。
焦点距離18mmでロックするズームロックスイッチもあり、持ち運ぶ際にレンズが伸びてしまうのを防ぎます。
レンズ使用イメージ
X-S10に18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDを付けて使用しているシーンを撮影してもらいました。
こちらは広角側で使用している写真です。
コンパクトなサイズ感なので街でスナップ撮影をする時も気軽に持ち運べます。
ズームリングを回していくとレンズがぐいーんと伸びていきます。
このレンズをストラップ首から下げるとこんな感じです。
持ち運べないこともないですが、筒が長めなのでレンズが下を向くようにして持ち運んだ方がよさそうです。
【参考動画】TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDレビュー動画
数字を見てもよくわからないという方はぜひレビュー動画を見ていただき、参考にしてみてください。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDレビュー
【良いところ①】広角18mmから300mmまでの望遠域をカバーできる
実際にこのレンズならどこまで撮れるのかを知ってもらうため、東京駅丸の内駅舎を焦点距離別に撮影してきました。
これだけの広い焦点距離を1本でカバーできるのがこのレンズの最大の魅力だと感じています。
フォトウォークや旅行先で使用することが多いのですが、レンズ交換なしでいろんな画角で撮影できるのは非常に便利でした。
さらに、持って行くレンズも少なくなるので荷物が軽くなるのもありがたいです。
このレンズが10万円以下で購入できるのはコスパ抜群だよね!
【良いところ②】ハーフマクロ撮影もできる
純正レンズは被写体に寄りすぎるとピントが合わないことが多いのですが、タムロンのレンズは寄れると定評があります。
18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDも被写体に0.15mまで寄れるためハーフマクロ撮影が可能です。
広角、望遠もカバーしてるだけでなくハーフマクロ撮影もできるなんてコスパ良すぎる!
ハーフマクロ撮影するときは、被写体がレンズにぶつからないように注意が必要だね!
【気になるところ①】広角にしたときにレンズが曇る
原因はよくわからないのですが、ズームから広角に戻したときに曇るという謎の現象が起きます。
望遠端から広角端に戻したときにコンマ何秒かあれっ!となることがありますが、シャッターボタンを押せば元に戻ります。
撮影時はシャッターチャンスを逃さないと必死になるので、そのコンマ何秒かが命取りになる可能性もあるよね
【気になるところ②】F3.5だから夜の望遠撮影は厳しい
三脚を使用せずに望遠で東京駅を撮影しようとしたら見事にブレブレになりました。
そのため、夜の撮影が多いという方はこのレンズではなくF2.8などの明るいズームレンズを購入するのをおすすめします。
【気になるところ③】女性には少し重く感じる
単焦点レンズの重さに慣れている人には少し重く感じます。
18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXD | XF35mmF1.4R |
620g | 187g |
これは非力で腕力のないわたしの感想なので、腕力に自信ある方には当てはまらないかもしれません。
軽い方が撮影時に動きやすいから、もう少しコンパクトなズームレンズもあればいいなと感じてるよ!
こうやってカメラ好きはレンズ沼にはまってくんだなあ……
まとめ:10万円以下で幅広い焦点距離の撮影ができる超便利ズーム!
今回はタムロンの超便利ズーム18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDのレビューをしました。
このレンズの良いところまとめると、
- レンズ交換せずに広角18mmから超望遠300mmの画角をカバーできる
- 最短撮影距離0.15mで被写体に寄れるのでハーフマクロ撮影もできちゃう
- レンズを変えている間にシャッターチャンスを逃してしまうのを防げる
- ズームをしても線が細かくシャープな写りをする
- 新品で10万円以下で購入できるコスパの良さ
といったコスパのいい超便利ズームレンズです。
レンズ交換しなくて済むのめっちゃ楽。
いろんな画角でレンズ交換せずに撮影したい方はぜひこちらのレンズの購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
今現在は半導体不足のため、新品で購入する際にはレンズがすぐに手元に届かない可能性があるので注意してね!